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元エホバの証人のTOMOです。面白い経験談をたくさん載せています。ごゆっくりご覧になってください。 

その王国会館は建築基準法違反だった話

2019/11/03
経験談 0
その王国会館は建築基準法違反だった話
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エホバの証人には、独自の建設委員がございます。教団施設の建設に際し、人件費を抑えるためです。それで、TOMOたちのような素人がプロたちに交じって建設作業を手伝っていました。

当然、協会側から手当てや報酬はもらえません。完全なる無給奉仕の建設プロジェクトでございました。



窓がない王国会館
さて、TOMOがよくお世話になっていた その会衆の王国会館は、繁華街のはずれに、ぽつりと建てられていました。工場の屋上施設を改装して作られ、白いペンキをべったりと塗っただけのような、ザ・素人!というクオリティーでございました。(言い方ごめんなさい)

その建物は、王国会館ができる前、映画などが上映されることもあったようです。そのためか、電気を点けなければまったくの暗室でした。外見はそこそこでしたが、窓がなかったのです。

それでも、適当な地所もございませんでしたし、資金もございませんでしたから、しばらくはその建物をJWが改装工事して使用することで我慢していたようです。

やがて時は経ち、成員も増え、資金も増えて、自前の王国会館が欲しいという話になりました。そして満場一致で「ぜひ建てましょう!」ということになります。



「いつ壊れてもおかしくない」らしい
TOMOは、その会衆の長老兄弟とお友達だったので、色々と話を聞かせていただいたのですが、まず最初の段階として、視察が入りました。現場を見に、その道のプロの兄弟が来てくださったんですね。

すると、何て言われたと思います?


TOMO「何か指摘されたんですか?」

長老兄弟「驚かないでよ? うちの王国会館、窓がないでしょ」

TOMO「はい」

長老兄弟「アレ、建築基準法に違反してるんだって!! 会館としては使用しちゃいけなかったみたい」

TOMO「えっ・・・(゚Д゚;)」

長老兄弟「しかもそれだけじゃないよ。屋根裏とか調べてもらったけどね、あれ、古い建物でしょう? もう梁も腐っててボロボロでさ、いつ崩れたり火事が起きたりしてもおかしくないんだって」

TOMO「?!?!?!?!」

長老兄弟「早めに気付けてよかったねぇーーーー!!ハーーーハハハハ!!」



素人建設の危険
いやはや、素人の建設奉仕というのは、確かに資金は浮きますけどね、こうしたことからもわかるように、アブナイんですよ。以前はとにかく、速成建設して、早く建てて世人に感銘を与えようとしてました。無料でみんな働いてくれるんですよ、すごいでしょう!!と。
1970年代に米国のエホバの証人たちが,……熟練した建設奉仕者たちを招くという建設計画をまとめました。多くの人の助力により,会館を短期間で ― 多くの場合,わずか二,三日で ― 完成させることができました。……(その結果)エホバの言葉は速やかに進展してきました。(告 9章 115ページ より

でもね、そのツケは、実はこうした見えない部分にあらわれることもあるんです。

一昔前まで、こうした危ない会場に「ぜひおいで下さい」とか招待していたんですから、本当に怖いことですよ。
(※その会衆の場合)



内装のプロが改装工事で発狂
数年後、その会衆は自前の王国会館を建てました。念願の王国会館です。TOMOもRBCの改装奉仕で行ったのですが、まあ、新しいことは美しきことかな。(#^^#) 以前とは比べ物にならないくらい、立派で光り輝いておりました。

以前の状態を知ってるので、TOMOはしばしホワワーン(*'▽') 感嘆に浸っておりました。

そんで、改装工事はスタート!

内装のプロ兄弟がレーザーで間取りを調べはじめました。

すると突然発狂!!

プロ兄弟「なんじゃこりゃぁぁぁぁあああああああああ!?!?!?!」

そりゃもう、王国会館全体に響き渡る声で、壮大に突っ込んでいるのでございます。

どどどどどどーーした!?!?!?

ゴキブリでもいたのか?(゚∀゚)←おだやか

プロ兄弟は「みんなこれを見ろ!」と言い出します。TOMOも兄弟についていきました。すると、

窓の高さ(位置)が、左右で20cm違ったんです!!!!(゚∀゚)やべー

外見は立派そうで綺麗だったのですけど、やっぱり細かい部分でありえない設計が・・・。ミスではないのでしょうけど、お金にならない仕事だからってさ、手抜きにしてんじゃね?的な工事が散見・・・。プロ兄弟は呆れ顔でございました。

そして、職人気質が前に出たのか、プロ兄弟はついつい協会の悪口を言ってしまうのでした。

「これだから、ものみの塔協会のRBCには任せておけん!!」

結局、想定外のハプニングのため、内装工事の予定は狂ってしまったのでした。



「ボランティア」で良いこと悪いこと
TOMOはですね、ボランティアを動員して、建設作業するのが「悪い」とは言いませんよ。資金を節約するのも組織として大切な仕事です。でもね、無給奉仕っていうのはさ、いつでもメリットばかりじゃないんです。それは覚えておいてほしいと思います。

こうした経験からもわかるように、きちんと監督されていないと、人命にかかわるところで、ミスや手抜きが起きるんです。それに、初期費用は安くついても、速成建設の代償として、総合的に高くついてしまうこともあります。

だからさ、宗教が一定の金銭を信者を要求するにしても、それによって大切な部分で高いクオリティーが保たれているなら、それは決して悪いことじゃないとTOMOは思います。そりゃお金ばかり要求するような宗教はダメですよ? でも、無料がいつだってメリットかというと、そうではないのです。

有料には有料にしかできない事があるからです。
(※TOMOはどの宗教組織にも属していません)

これは、建設奉仕だけでなく、エホバの証人のすべての活動――例えば出版物の執筆・印刷――について同じことが言えると思います。調査されていないとは言いません。ものみの塔も他の出版物同様、ある程度調査されています。

でも、TOMOは元エホバの証人として、元建設奉仕者として、あえて疑問を呈するのですが、

そのクオリティー、

本当に、「人命」を預けられる種類のものなのでしょうか?
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TOMO
Author: TOMO
元「エホバの証人」二世です。

JWをやめ、第二の人生を京都でのんびり過ごしています。現役時代の色々な面白い経験を小話として記事にしています。ごゆるりとご覧になってください。特に私の覚醒体験談はお勧めです。


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